2014秋のウォーク♪

 台風襲来が大いに懸念される10月5日でしたが、みなさまの日頃の行いのよさか、特製てるてる坊主のパワーか、最後まで天候は保ち予定通りにイベントを実施することができました。

 スタートは集合場所のこども科学館前にて、小梅の写本『環海異聞』についての解説から。サンクトペテルブルクで巨大な地球儀とその内部の世界最古といわれるプラネタリウムを見た漂流民の驚きを、丹念に写した当時34歳の小梅もまた追体験したに違いありません。

 続いて館内プラネタリウムにて津村光則先生の星空散歩。10月の星空、8日に見られる皆既月食解説に加えて『小梅日記』の月食記事や彗星、月に関する記述、その時代の月食予想の記載ある暦などご紹介いただきました。

 そしてウォークにスタートです。鷺森別院到着。御坊西側の石垣や忍冬酒について、中島副会長の歴史ファンも唸らせる解説です。「安政二年和歌山城下町絵図」を見ながら当時に思いをはせます。 続いて小梅さんが大切にしていた朝椋神社へ。ここで明治16年には小梅の夫川合梅所の追善会が行われています。

   大通りを北に渡って小梅の家があったとされる場所に向かいます。そこで中村会長の小梅解説。三尾功先生のご研究から小梅宅の間取りもわかっていますので、その場所に立つと門を開けて小梅さんが顔を出してくれそう。 また息子雄輔の妻「かの」の実家と川合家はとても良好な関係で、とくに小梅さんと「かの」のお母さん「おきせさん」とは大の仲良し。絵本から両家のつきあいがわかる記事を引きながらの解説です。 

 いよいよ本日の最終目的地である宇治神社へ。春の会員遠足でもお世話になりました西尾宮司さまが待っていてくださいました。皆の健勝をとご祈祷くださり、お手製の小梅!で造った梅酒を振る舞ってくださいました。また境内の梅の木で採れた福寿梅を授けて頂きました。小梅日記のなかでは「三部さん」として登場する宇治神社。中村会長による「三部さん」の紹介で本日のウォークはおしまいです。 

 ご参加くださった皆様、感謝です。お疲れ様でした!

又の機会に皆様にお目にかかることを楽しみにしております。

 

 ニュース和歌山で「城下町の風景Ⅱ」を連載中の芝田さんご夫妻、
『環海異聞』の最良の写本を大切に守っておられる愛日文庫の中川先生
ご参加有り難うございました。

 

スペシャルお知らせ

宇治神社さんでは10/11に秋のお祭りがあります。

 13:00~式典、14:00~餅投げだそうです。

コメント: 5
  • #5

    温  忍(小梅日記を楽しむ会 会計係) (火曜日, 07 10月 2014 12:56)

    ウオークに参加された方12名からこども科学館の優待利用券を利用して頂きましてありがとうございました。3600円をご寄附頂いたことになります。次回の行事に使わせて頂きます。

  • #4

    koumesan1804 (月曜日, 06 10月 2014 21:11)

    セラ吉さん、いつも有り難うございます。
    そしてたくさん写真を撮ってくださり、有り難うございました。
    ブログ、楽しみにしていますので是非ここでもお知らせくださいね。11日のお祭り写真も是非!

  • #3

    セラ吉 (月曜日, 06 10月 2014 18:35)

    写真の選考にお困りのご様子ですね。
    才色兼備のお方から、
    変なおっさんに代ったりして・・・。
    11日には行ってきたいと思います。
    ありがとうございました。

  • #2

    koumesan1804 (月曜日, 06 10月 2014 15:57)

    芝田さん、温かいコメントをほんとにありがとう♪

  • #1

    芝田浩子 (月曜日, 06 10月 2014 13:37)

    秋の小梅ウォークに参加させていただきました。
    今回は主人も一緒でした。
    私は何度か参加していますが、小梅ウォークは参加する度に
    新しい発見をさせてもらえます。

    今回は、プラネタリウムで身近な星座の話から
    この8日に訪れる皆既月食のお話。
    そして小梅さんが夜空の不思議に興味を持ち日記に綴っていたこと。
    小梅さんの隣でお話を聞いているみたい。

    プラネタリウム鑑賞の前には山上さんから
    小梅さんの写本についての資料の説明が。
    元になる図絵を見ながらの小梅さん的写し絵は個性溢れるもので
    とても綺麗です。全部見てみたいものです。
    1枚1枚興味を持って丁寧に写本しています。
    お宝をいただいたような資料でした。

    そしてウォーク本番は、語り部の中島さんや中村会長さんのお話に
    新しい発見をいただきます。

    ニュース和歌山誌面で紀伊国名所図会を彩色させてもらっていますが
    そこに描かれているものの奥行きはとても広くて
    ウォーク毎に中島さんの説明の切り口が新しく楽しく
    興味は深まるばかりです。

    中村会長のお話は情熱的で、
    絵本「小梅さんの日記」にまつわるお話と絵本の朗読は
    小梅ウォークには欠かせません。
    ウォークの中に小梅さんが紛れていて、
    うんうんと頷いているような気がしてしまいます。

    そして辻さんご夫婦をはじめ、小梅日記を楽しむ会の
    メンバーの方々が温かくウォークを支えてられます。
    私は、そんな小梅ウォークが大好きです。

    また参加させていただきます。
    ありがとうございました。