ようこそ!

 川合小梅(1804-1889)という女性が残した「小梅日記」と呼ばれる日記が和歌山県立図書館に大切に保管されています。小梅さんの曾孫にあたる志賀裕春さんが自宅の蔵から発見したものです。志賀さんと東京大学史料編纂所員であった村田静子先生が筆で書かれたこの日記を読みこなし、その労作が平凡社・東洋文庫から全3巻の『小梅日記』として1974年から1976年にかけて出版されています。 

 私達はそこからいくつかの記事を選び、後で見つかった史料も加えて今の言葉に直し楽しい絵を付けました。 この絵本『小梅さんの日記』を手にとっていただき、和歌山が誇る「小梅日記」がどんなものなのか、当時はどんな風な生活をしていたのかを皆様に知っていただき、さらに川合小梅や「小梅日記」に興味を持って頂けましたら、たいへん嬉しく思います。 

定価 500円(税込み) 

和歌山県内の一部書店でご購入いただけます。

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左の「メッセージ・各種申し込み」からご連絡ください

2019年

1月

30日

2019年、活動のスタートです。

 新しい年もはやくもひと月が終わろうとしています。寒い毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 本日の例会の報告をいたします。

 

 今年も下記の通り「雛祭り」を行います。

 ご講演の後は別室での茶話会をせず、ご本堂で講師先生を囲んで和やかに過ごせたら、と思っております。 今回会費は無料です。 資料やお席の準備がございますので、ご希望の方のご連絡をお待ちしております。

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『小梅日記』勉強会は絵本『小梅さんの日記』7つめの場面「父母の絵」を温さんが担当してお話しくださいました。昨秋の小梅忌で、和歌山市立博物館の近藤先生が取り上げて下さった絵のことですので、興味深く聴きました。あわせて肖像の起源や日本における肖像画の歴史などについて掘り下げたお話しをされ、とても勉強になりました。 

 次回は4月の例会時に絵本の「大地震」のところを取り上げます。この嘉永七年(安政元年)の「大地震」の日記は、東洋文庫『小梅日記』には収録されていないところです。

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 和歌山県立博物館では、企画展「徳川治宝が生きた時代」が開催中。県立図書館蔵の『小梅日記』が一点展示されています。開かれているページは、嘉永六年の紀州の政変のあたりです。

 現在の迎賓館、東宮御所あたりは旧紀州徳川家江戸中屋敷でありましたが、その関連展示を見ながら、昨秋の特別展で展示され、先日テレビ番組でも紹介された、和歌山市立博物館所蔵の「赤坂御庭図画帖」についても思い出していました。

 また治宝の五女・豊姫様がお持ちだったという優美な「羽子板」など館蔵の貴重な展示物はもちろん、紀州東照宮から二点の県指定文化財、個人蔵の紀州の支藩・西条藩の船行列の図二点や、渋川景佑の名のみえる「分野星図」など楽しく拝見しました。

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 そろそろ年度末が近づきます。いつもの例会会場が改装工事に入るため、3月最終週の利用ができないことがわかりました。そこで次回、2月27日(水)に2月例会およびひと月前倒しで総会を行うこととし、3月例会はお休みします。見学などお考えの方は、どうぞお気を付け下さい。

 

       2月例会+総会  2月27日(水)  13:30~

      NPO・ボランティアサロン(フォルテワジマ6階)にて

 

      皆様にお目にかかりますことを、楽しみにしております。 

  寒さに負けず、インフルエンザを蹴散らして、お元気でお過ごし下さい。

 

 

2018年

12月

12日

本年最後の例会と忘年会

 本年最後の例会は、忘年会主体のイレギュラーな開催となりました。短い時間を使って「小梅忌」の反省会と、諸々の報告会のあと、来年最初のイベント「雛祭り」について、話し合いました。 開催は2019年3月3日(日)午後です。来年1月の例会後には、こちらに詳細を掲載することができると思います。話者は昨年に続いて永廣禎夫先生にお願いしております。テーマは小梅の和歌について、明治期の日記からお話し頂く予定です。ご期待下さい。

 忘年会は例会と同じビル内のイタリアンで。飲む人飲まぬ人入り乱

れて、次から次へと出てくるお皿を平らげました。 さあまた来年頑張るぞ♪ 

 

 溯って11月17日、『川合小梅のワンダフルワールド』の著者・阿部健さんの新著『中天の半月』出版記念パーティーがあり、会員有志がお祝いに馳せ参じました。徹底的に調べて書上げるパワーは、小梅の時と同じかそれ以上か。阿部さんのお人柄を慕う多くの方が参加する、歌あり、踊りありの賑やかな集まりでした♪(阿部健さんは中央のノッポさんです。)

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次回例会は、2019年1月30日(水)13:30から、

NPO・ボランティアサロン6Fにて開催します。

見学もいつものとおり大歓迎ですので、お気軽にどうぞ。

 

次回例会での『小梅日記』勉強会は、絵本『小梅さんの日記』の中から

「父母の絵」の箇所を取り上げます。

小梅さんと縁の深い、和歌山市永穂の旧家が登場します。

 

いよいよこの年も残り少なくなってまいりました。

ご覧下さっている皆様も、会員のみんなも、どうぞよいお年をお迎え下さい。

2018年

11月

04日

第十一回小梅忌

 和歌山城天守閣再建60周年の今年、和歌山市内では様々な記念行事が行われてきました。思えば50周年時には、私達「小梅日記を楽しむ会」は天守閣で「川合小梅展」を開催させていただきました。あれから10年、川合小梅の魅力はより多くの方に知っていただけるようになったでしょうか。

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 11月2日、第十一回 小梅忌を行いました。今回は百三十回忌にあたり、和歌山市立博物館の近藤壮館長をお迎えし、記念の行事として多くの方にご参集いただきました。 

 まずは妙宣寺ご住職によって法要が執り行われました。小梅さんから数えて六代目のご子孫の方にもお越しいただき、一同小梅さんのことを胸にお焼香させていただきました。

 ご法話では、天災の多かった今年を振り返りつつ「三災四劫」の言葉を教えて頂きました。そして、自らの中の「仏」を自覚しつつ、人と人が敬いあうことを忘れず過ごそう、とお話しくださいました。

 

 休憩のあと、いよいよ近藤先生の登場です。

まずは小梅さんの肩書きを確認。『小梅日記』が平凡社の東洋文庫として世に出る1975年以前は、どういう認識をされていただろう、という検証です。戦前出版の事典には「画家」として掲載されており、江戸時代の紀州の画家およそ二三百名のうち数名という女性の画家のひとりであったと指摘されました。すごいぞ、小梅さん♪

 市立博物館が所蔵している小梅の大作の一つ「観梅円窓美人図」は、近藤先生が平成20年に発見して市のために入手されたもの。そのモチーフについて詳しく解説していただきました。中国の逸話に登場するこの美女は、お酒を嗜み、どうやら正体はの精。小梅さんにぴったりです。使われた印「羅浮洞仙」は、そのお話のタイトルに「洞」という字を入れることで、「私は小さい洞に住む者ですが、、」とちょっとだけ遠慮したらしい。たしか正住寺の「立雛図」にもこの印がありました。小梅さんが自分の名にある「」に愛着を持っていたことが分かりますね。

 続いて、『小梅さんの日記』から小梅さんの絵が登場する場面を検証してくださいました。取り上げて下さったのは「父母の絵」「ふすま絵」です。画のみではなく賛という画面の中に記す文章まで相談を受けていたり、八十歳近くにもなって、依頼者の屋敷に泊まりがけで多くの作品を描くなど、やはりプロの画家の名にふさわしい活躍がみとめられるとのことです。もうひとつ「荒浜へ」では、先輩女性画家・阪上素玉とのエピソードが興味深い、とお話しくださいました。素玉さんがの絵が得意、と聞くとますます、、ね。

 最後に、博物館の先生はこういう具合にお仕事をなさるんだ、という貴重な秘密のお話しをご披露くださいました。一同にとって素晴らしい喜びとなったその驚きのエピソードは、小梅忌限りの「ここだけの話し」。近い将来、公になりますことを大いに期待しています♪♪ 

 ご参加下さった大勢の皆様、我々の活動に身に余るお言葉をくださいました、ご子孫の尾崎さま、そしてもちろん近藤壮先生、有難うございました。

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 次の例会は本年最後、12月11日(火) 16:30~ 

NPO・ボランティアサロン(フォルテワジマ6階)です。

『小梅日記』勉強会は絵本の「父母の絵」

いつもの”月末水曜日”とは違っていますので、お気を付け下さい。

 

そのあと、忘年会を17:30~場所を移して行います。

忘年会参加ご希望の方は、中村会長までお申し込み下さい。(飛び入り歓迎です)

 

年賀状も発売開始となり、そろそろ気忙しくなってまいりました。

どうぞ皆様お元気でお過ごし下さい。