9月例会の報告です。

先月の例会は、急遽お休みとなり、会員が集うのは2か月ぶりでした。

厳しかった今年の夏も、先人の言う通り お彼岸を境に、がらりと秋へ一直線でしたね。

本日の例会報告をいたします。

  残部僅少となっておりました絵本『小梅さんの日記』は、増刷が決定しました。長く皆様に愛されて、一同感謝しております。

 例年ですと、11月2日の小梅忌のお知らせをする頃なのですが、ずいぶん落ち着いてきたとはいえ、まだコロナ懸念で今年は会員のみ参加の法要のみといたします。お命日前日の11月1日(日)13:00からです。法要後に、10月例会を行う予定です。

 勉強会の再開や来年3月の雛祭りについても話し合いましたが、今年いっぱいは様子見で、行ける!となったら全力で広報しよう、ということになりました。

一般大歓迎の活動が再開しますときには、どうぞご参加ください。

 

 明日は中秋の名月だそうです。

今年・令和2年は10月1日なんですね。和暦だと必ず八月の十五日ですから、ちょっと「小梅日記」をめくってみました。

 平凡社・東洋文庫の『小梅日記』には収録されていない日記で、小梅さん34歳の天保八年八月十四日に、「昼過ゟ天気、風吹出し天気上ル、昼過ゟ山本彦十郎殿へ会ス、はたけの午房皆引ぬく、此夜快晴名月也」とありました。翌十五日は夜は大雨雷鳴と書いてます。

 また弘化五年の日記では、台風でも来たのでしょうか、その前から天候が荒れ、八月十五日の日記でも、耳に入った大風大水の被害を書き記したあと最後に「扨々おそろしき水なり、月不見」と書いています。わざわざ「月」に言及しているところをみると、お月見を意識していたのでしょうか。(この天保八年と弘化五年の日記は、『和歌山県史 近世史料2』に収録されています。)

 お手元に『小梅日記』をお持ちでしたら、他の年の八月十五日もぜひご覧になってみてくださいね。

(画像は昨年8月16日のお月様です。孫の夏休み研究のために一緒に自宅から撮影したものです。残念ながら「中秋の名月」ではありませんが。)

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 2020年 今後の予定は、11/1(日) 小梅忌+10月例会(会員のみ)13時 妙宣寺

11/25(水) 11月例会+忘年会 13:00~ 地域フロンティアセンター(フォルテワジマ6階)ですが、状況によっては急な変更もあります。 

HPのチェックをお願いいたします。