梅雨入りから取り残されていた和歌山ですが、今日は午後から雨になりました。いよいよでしょうか。
本日の例会の報告をいたします。
多くのみなさまに川合小梅さんを知って頂くための取り組み、いわば「小梅の出前講座」の募集内容が確定しましたので、来月のHP更新時にはチラシ画像を掲載いたします。
ご期待下さい。
『小梅日記』勉強会、本日は御所さんによる「坂本龍馬と『いろは丸』事件」のお話しでした。鞆の浦歴史民俗資料館で得られた史料などをもとに、この事件の顛末、後ろにほの見える事象から龍馬の暗殺まで、詳しく解説していただきました。同じくこの事件(海洋事故)のことを研究しておられる井上泰夫さんも本日は出席されており、濃い議論が繰り広げられました。
次回は絵本の「ひなまつり」の項で、平松正義さんが担当されます。
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私達の大切な仲間が相次いでご逝去されました。
会長・前会長によるお二人への追悼の言葉を掲載いたします。
「阿部健さんを偲んで」
去る5月31日、阿部 健さんが、87歳でお亡くなりになりました。その半年前の11月17日に、阿部さんのご本『中天の半月』の出版記念パーティーでお会いしたのが最後となってしまいました。
パーティーでは、車椅子でしたがお元気で、こんなに早く逝ってしまわれるとは信じられませんでした。
私と阿部さんとの出会いは、10年前に溯ります。
私達「小梅日記を楽しむ会」の活動が、日本経済新聞の夕刊に紹介されたのを阿部さんがご覧になり、電話を頂いた時からです。
阿部さんは、私達が川合小梅や小梅日記に取り組むずっと以前から研究をなさっておられ、私達の知らない様々なことを教えて頂きました。
阿部さんの小梅研究の集大成である『川合小梅のワンダフルワールド』は、私達・会員のバイブルとして活用させて頂いております。
阿部さんとの想い出は、忘れることなくいつまでも私達の心に残ることでしょう。
小梅日記を楽しむ会 前会長 辻 健
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「大橋和歌子さん、ありがとう!」
2019年6月2日、大橋和歌子さんがご逝去されました。
和歌子さんは母校の東京女子大学の大先輩です。同窓会の和歌山支部の総会で初めてお顔を拝見したのは私がまだ20代の頃でした。前知事夫人としてキラキラ輝いておられ、笑顔の素敵な方でした。
今から20年ほど前、同窓会で『小梅日記』を読むグループができ、その集まりで毎月顔を合わせるようになりました。悪戦苦闘しながら4年ほどかけて一通り読み終えたとき、支部だよりに「『小梅日記』雑感」という文を寄せられました。その中で小梅さんのことを「すごい記録魔である事は確かだが、その記録の中に日常の雑事を越え事件や世相に向ける一種の観察眼がある。ユーモアのセンスもあり、物事の中に感情的に没入しない客観性が或る意味では物足りなささえ感じさせる。斗酒なお辞せずというと豪傑のようだが、酔っぱらって梅所先生に看病させたりしてもどことなく可憐な所もある。」と評しておられます。和歌子さんご自身好奇心旺盛でユーモアや可憐さもそなえておられ、どことなく小梅さんを想像させる紀州の女性でした。
それからしばらくして、和歌子さんとのご縁から「小梅日記を楽しむ会」にご一緒させてもらうようになりました。2008年秋の城フェスタの時、会でそろえたピンクのTシャツを若々しく着こなして、天守閣で川合小梅展を案内してらっしゃった元気なお姿を今でもはっきりと覚えています。
私の憧れの人・和歌子さん、これまでありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
小梅日記を楽しむ会 会長 中村純子
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北海道での旅を続ける芝田浩子さん。こちらは朱鞠内湖畔近くのペンション「そばの花」さんにてご友人と再会されたときのもの。 この宿には有名な絵本作家さんも来られるとかで、『小梅さんの日記』を置いていただいたそうです♪
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7月例会は 7月31日(水) 13:30~いつものフォルテワジマ6階
「和歌山市地域フロンティアセンター」にて行います。
見学歓迎。皆様にお目にかかりますことを楽しみにしております♪