9月例会と第十一回小梅忌のお知らせです。

 ひと雨ごとに1℃気温が下がると言われるそうですが、なるほど朝夕ずいぶん涼しくなってきました。 本日の例会の報告をいたします。

 

 上記の通り「小梅忌」の参加者を募ります! 長期間にわたり日記を綴り続けた女性、お酒の大好きな女性、時代の大転換期にも、日常生活の中に楽しみを忘れず軽やかに生きた女性、と「川合小梅」と聞いて思いつくことはいくつもありますが、小梅さんは実は優れた画家でもありました。

 和歌山市立博物館の 近藤 壮館長に、そのあたりを詳しく教えていただきます。

 

このHPのメッセージ・各種申し込みからもご参加申し受けます。

お誘い合わせの上、どうぞお越し下さい。

 

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『小梅日記』の勉強会、今回は、絵本で「物売り」「鉄砲に名付け」と題した箇所を、平凡社東洋文庫版を使って読みました。嘉永六年三月十八日と七月三日のところです。どちらも短い日記ですが、その内容に加え、地名、人物名などに一同、盛り上がりました。 次回は嘉永六年の「江戸幕府の混乱」です。

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 絵本『小梅さんの日記』で、最終ページにと選んだのは、小梅が明治十六年二月八日に、最後の藩主だった徳川茂承が中心となって作った徳義社から長寿のお祝いをいただくエピソードです。

 その徳川茂承は第十四代の紀伊徳川家当主でした。次代 頼倫と第十六代 頼貞は、豊富な財力をバックに内外から色々なジャンルにわたる蒐集をしましたが、時代が進むとそれらはお家伝来のお宝ともども、様々な事情で散逸してしまいました。

 今回は、蔵書、美術品、工芸品、古楽器、音楽関連のお品、その他、現在日本各地でそれぞれ大切に保管されている品々をお里帰りさせ、「お帰りなさい♪」と迎えた貴重な展。さながら期間限定の「紀州徳川ミュージアム」の出現です!

10月21日まで和歌山市立博物館にて。 どうかお見逃しなく。

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<今後の予定>

10月例会は10月31日(水) 13:30~

NPO・ボランティアサロン(フォルテワジマ6階) 

11月2日(金) 13:00~  小梅忌

みなさまにお目にかかるのを楽しみにしております。