5月例会の報告です。

 梅雨入りを睨みながら、身の回りの夏支度を急ぐころになりました。本日の例会の報告をいたします。(左の画像は5月中旬に訪れた、和歌山市西浜の養翠園のカキツバタです。)

 

 夏休みの小学生とその保護者の方対象の

イベントについて、大筋が決まりました。

実施は8月5日(日) 13:30~15:00ごろ、いつも例会を行っているフォルテワジマ6階を予定しています。ぜひお子様の夏休みの予定のひとつに入れていただきたいと思います。申し込み方法等の発表までしばらくお待ち下さい♪ 帰省中のお孫さんをお連れ下さる和歌山在住のおじいさま・おばあさまも、もちろん大歓迎です!

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 和歌山県立博物館で開催中(~6/3)の特別展「紀伊徳川家 やきもの新時代」、展示番号42番にご注目!「養翠亭焼 染付松図花生」の解説に、『小梅日記』について、ちょこっと出ていますよ。まさに上の写真の庭園の名が冠されています。平凡社『小梅日記』をお持ちの方は、第一巻P.164~をちょっと読んでみて下さいね。

 また、和歌山市立博物館の1階コーナー展示でも、ちょうど「養翠園」が取り上げられています(~6/3)。両博物館鑑賞とともに、和歌山市西浜にあるこの養翠園へもぜひ足を伸ばしてください♪

 

 右は絵本『小梅さんの日記』の「御用地御殿」という項です。小梅さんは安政六年の四月二十日に、こちらに遊びに出かけています。

 カキツバタの向こうに「養翠亭」が描かれていますが、小さく描かれているその特徴ある窓を下の写真でもご覧下さい。

     

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 大阪から応援してくださっている岡本康敬さんが、4月29日にまちライブラリーのBook Festa 2018 in 関西のプレオープンイベントにて、またまた『小梅さんの日記』をオススメ本として紹介してくださいました! 岡本さん、手にとって下さった皆様、有難うございました♪

 また5月26日には岸和田市で行われた「景観の日」~まちづくりの館 市民カフェ~で『小梅さんの日記』をご紹介いただきました。参加された中村会長のレポートです。

 「江戸時代の岸和田 暮らしの景観を探る」と題する岡本さんのお話は武蔵国忍藩の下級武士・尾崎石城の日記から庶民の暮らしの風景を探るもので魅力的な挿絵をふんだんに使っての味わい深いものでした。その途中で『小梅さんの日記』を紹介して下さり、お花見や潮干狩り・肥とりなどいくつかの場面を取り上げてわが紀州藩での暮らしぶりを話に組み込まれたのは見事でした。角川文庫の『武士の絵日記』、私も是非読んでみたいと思います。紀州街道を歩き、岸和田城を眺めながらの行き帰りの散策はとても楽しいものでした。(中村純子)

 

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『小梅さんの日記』の絵を担当してくださった芝田浩子さんの『増補精細版 城下町の風景』が発売されています。『紀伊国名所図会』に色をつけて、現在の地図、風景と並べて味わう、という素晴らしい初版が出てから10年、この度、彩色は全て新たにされ、巻末に加太・友ヶ島の風景が3件付け加わりました。また、風景写真も刷新されています。旧版と比較して見るのもとても面白いですよ。

 

<今後の予定>

○次の『小梅日記』原本読みの勉強会は、嘉永六年一月一日および二十日、絵本の項目の「紀州の政変」です。一緒に読んでみませんか?

 

 6月例会は6月27日(水) 13:30~ NPO・ボランティアサロン   

(フォルテワジマ6F)です。 

飛び入り歓迎、お待ち致しております。