3月例会と総会の報告です。

 今年の桜は大急ぎで満開になりましたね♪♪ 左の写真は、戦災を免れた江戸前期建造の重要文化財である、夕暮れ迫る和歌山城の岡口門付近です。さて、本日の例会と総会の報告をいたします。

 ○雛祭りの反響や会計報告をまず行いました。今回の永廣先生のお話しは小梅の江戸期の和歌についてでしたので、ぜひ明治期のお話しも続けて伺いたいなあ、との意見が出されました。

 ○続いて総会。決算報告と監査報告がなされ、新年度の取り組みについて皆で話し合いました。恒例となった11月の小梅忌、と来年3月の雛祭りを軸に、『小梅日記』・川合小梅をまだご存じない方にも新たに親しんでもらえるような企画ができないか、と検討しました。ご期待下さい♪ 記念の回となる小梅忌イベントをふまえた新年度の予算が示され、満場一致で承認されました。

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 3月15日、市内坂田の了法寺で年に一度の涅槃会が行われ、全国で2箇所のみという珍しいお釈迦様の「立体涅槃群像」が公開されました。小梅さんも訪れたと日記にあるので、会員有志で拝見してきました。

 お釈迦様が亡くなった直後の様子が表現された群像で、横たわるお釈迦様の頭上に配された母君はじめ、取り囲むお弟子達や医師の像のほか、背後には夥しい数の小さな釈迦如来像が並んでいます。天井画も素晴らしく、荘厳な眺めに圧倒されました。 

 またこの了法寺は頼宣と共に紀州にやって来た家老の三浦家の墓所。紀州徳川家を開いた徳川頼宣のお母さんお万の方(養珠院)もこの三浦家の出だそうです。ちなみに頼宣と水戸徳川家の祖・頼房はこの同じお万の方のお子、徳川家康の十男と十一男なのです。並ぶ供養塔は見上げるほど立派です。

 境内には語り部さんたちが終日、解説に大活躍! 私達の仲間の中島暁子さんにあれこれと特に詳しく教えてもらいました。

 最寄り駅から歩く途中、畑の作業をされているご夫妻に道を尋ねると、近道を教えてくれ「今日はお釈迦さんやねえ」と。地域の縁日として根付いているのですね♪ また来年も参拝したいです。

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 ○阿部健さんの小説『中天の半月』読本(内容紹介のいわばパイロット本)が配られました! 本編の出版がとても楽しみです。

 

    <今後の予定>

○毎月の例会で『小梅日記』から少しずつ原本を読んでみよう、という試みをします。テキストは会で準備します。一緒に読んでみませんか?  4月例会は4月25日(水)13:30~NPO・ボランティアサロン(フォルテワジマ6F)です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。