1月例会の報告です。

 

 新しい年がスタートして、早くもひと月経ちました。厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか? 1月例会の報告をいたします。

 

 3月3日の雛祭り、今年のチラシができあがりました。「『小梅日記』にみる江戸期の和歌」と題して、永廣 禎夫先生にお話しいただきます。昨夏、主催される短歌研究会でのご発表後、さらに川合小梅についてお調べを進められているとのことで、スタッフ一同も大変楽しみにしています。

 参加ご希望の方は、資料などの準備がありますので、チラシにある中村会長へのお電話か当ホームページの「メッセージ・各種申し込み」からお申し込みください。 

 

 会員の御所伸之さんによる「人国記・新人国記にみる和歌山人」のお話しがありました。浅野健二氏による『人国記・新人国記』、津本陽『日本列島 士風探訪』、神坂次郎『和歌山県人』を比較検討し、またご友人の“和歌山人“の方の考察も加えて、和歌山人の気質についてわかりやすく解説していただきました。“佐賀人“である御所さんの、両県人の比較もなされました。『人国記・新人国記』のみならず和歌山県人作家である津本・神坂両氏の両著書でも厳しい記載がなされており、なかなか耳の痛い内容でう~んと唸るばかりでしたが、「温暖な気候」という一点だけは、この厳冬にあらためて有難いことだと思いました。

 

 和歌山大学 橋本唯子先生ご指導の下で、博物館の学芸員を目指して勉強されている学生さん達が、総本家駿河屋を紹介する企画展をされました。かつて駿河屋で扱っておられた「小梅日記」という可愛らしい干菓子の画像を使っていただいたこともあり、会長と山上で拝見してきました。

 ご案内くださった学生さんたちから、駿河屋の名の由来や歴史など、詳しく説明していただきました。すごろく風の個性的な年表をはじめ、シックな背景色に映える写真を多用した、魅力的なパネル展示に仕上がっていて、熱心に取り組んで来られたことがよくわかり、たいへん面白かったです。今後、小倉の総本家駿河屋新工場でも公開される予定だということです。

 

  11月に歴史カフェでお世話になったコーディネーターの岡本康敬さんが、岸和田市立図書館で行われたビブリオバトルで『小梅さんの日記』を紹介してくださいました。そして☆皆さんが一番読みたくなった本「チャンプ本」に!! 岡本さんを通じて一冊、図書館の書架に置いていただくこととなりました。有難いことです♪写真は絵本を手にする玉井館長と藤田さんです。

               <おしらせ>

☆絵本『小梅さんの日記』は和歌山市外の一般の書店ではご購入いただけない絵本です。発刊後 丸5年を過ぎましたので、今後、公立図書館等でご活用いただける場合は、どうぞ当会にご連絡くださいませ。

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<今後の予定>

次回の例会は2018年2月28日(水) 13:30~ 

NPOボランティアサロン(フォルテワジマ6F)です。

見学大歓迎です。 お待ちしております♪